2011年4月7日木曜日

いつもどおりの清潔を


元気の出るメールをいただきました。大原綜合病院の玄関前の環境放射線値が常に高めでしたが、昨日掃除をしたら半分に減ったそうです。
私たちは放射線汚染というと何だか非常に複雑なハイテク汚染をイメージし、報道される数値に翻弄され、いかに密閉しようかと、ついつい防御のことばかり心配していました。しかし、掃除をしたら汚染が減ったという非常にシンプルなお話を聞いて目から鱗の思いでした。
専門家が話を難しくしすぎて、日常の当たり前の対応を忘れていたように思います。
もちろん掃除の際には手袋とマスクをして、なるべく埃をたてない注意は必要です。でも、「清潔」という、病院では当たり前のルールを守ることが、放射線汚染に対しても強力な防波堤になるものと思います。
淡々といつもどおりの行動を続けることは、不測の事態に対する強い緩衝材になるのではないでしょうか。

2 件のコメント:

  1. 7日の本院とセンターの測定値は、いままでの傾向と逆転しました。本院のほうが大きく低下しました。

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  2. 先週の医局会でセンターの放射線量は相当低いと報告し、センターの先生方にぬかよろこび(?)させてしまいました。申し訳ありません。おそらく10%程度の違いだと思います。

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