2011年7月22日金曜日

放射能汚染牛


農林水産省は21日、放射性セシウムで汚染された稲わらを食べた牛の肉が流通した問題に関し、暫定規制値を超えるセシウムが検出された牛肉を国が全量買い上げる方向で検討に入った。農水省の筒井信隆副大臣は同日の記者会見で、「市場に一切出回らない形で、消費者に安心感を持ってもらうことが必要だ」と述 べ、早期に実現させたい考えを強調した。(時事ドットコム)
いよいよ肉を買い上げることになったそうです。買い上げ価格は稲わら汚染の発覚で下落した現在の値段ではなく、震災前後の価格を想定しているとのこと。とにかく肉の流通にストップをかけたいのでしょう。
セシウムは少しぐらい食べても安全だと言いながら、ここまで流通を明らかにし、抑え込みたいという思惑が行政にあります。
セシウムは比較的検出容易な核種です。セシウム汚染の存在は他の核種の汚染の危険性もあるということでしょうか?
チェルノブイリでも牛の汚染が内部被ばくを拡大させたといいますが、この国はその教訓をまったく活かしていないようです。すべてが後手後手に進んでいます。
消費者は行政の対応より先手先手で被曝防御対策を行う必要があります。

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