2011年7月18日月曜日

調査を中止しない限り、どんどん汚染は拡大する?


ANN news  福島県で放射性物質に汚染された餌(えさ)を食べた肉牛が全国に出荷されていた問題で、出荷された牛が新たに400頭以上いることが分かりました。福島県によりますと、須賀川市や本宮市などの7つの畜産農家で、汚染されたワラを餌として食べた牛が新たに411頭、県内外に出荷されていることが分かりました。調査したワラからは、最大で国の基準の500倍を超える放射性セシウムが検出されています。
共同通信 また新潟県は、同県長岡市の農家2戸で肉用牛に与えていた宮城県産わらから最大で2万600ベクレルのセシウムを検出、このうち1戸が24頭を既に県内と東京都に出荷したことを明らかにした。

時事ドットコム 農林水産省は18日、稲わらの使用状況などに関する緊急点検について、新潟県を加えるとともに点検対象をさらに拡大する方針を固めた。鹿野道彦農水相は同日夜、記者団に「実態把握を急がなければならない」と強調した。(2011/07/18-20:31)
河北新報 福島県から出荷された放射性セシウム汚染の疑いがある牛肉が「岩手県産」などと別の産地表示で流通しているケースがあることが17日、分かった。農林水産 省によると、牛は出荷されるまでに複数の場所で育てられることが多く、飼育期間が最も長い場所を産地として表示するのが基本とされるためだが、小売店や消 費者には分かりにくい仕組みとなっている。このほか店頭では「国産牛」としか表示されていない牛肉も少なくない。
立命館大の安斎育郎名誉教授(放射線防護学)の話 当初から予想できた結果で、牛の表面しか検査しなかったことには問題がある。口にしても健康に影響する レベルではなく、過度に恐れる必要はないが、屋内で飼われる ことが多い鶏や豚についても、飼料の汚染状況をチェックし直し、安全性を確認する必要がある。

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