2011年7月8日金曜日

メルトダウン内閣


小泉純一郎が内閣総理大臣在任中に用いた劇場型といわれる2005年の政治手法は小泉劇場・「小泉純一郎首相の主演・監督・脚本・演出の小泉劇場」と呼称されていますが、現在の民主党は何と呼べばいいのでしょうか? 
管総理は何かが「憑いてしまった」ような様相です。すべてが裏目裏目に出ていくドタバタコントのようです。「原子力事故に関して言えば、これ(原発政策)を長年進めてきた中心的な政党は自民党だ」「原発事故は公明党にも責任の一端はある。他人に失政を押し付け責任を免れようとすることこそ恥の文化に反する」など、恥も外聞もない責任のなすりあいです。
九州のB型大臣は、乱心を装って殿に隠居をせまる人情時代劇か?と思わせましたが、放言の直後に辞めてしまうという珍しくスピーディな展開です。
国民のパニック回避のためスピーディ情報を隠蔽し、福島県民に被曝させることを良しとした大臣が、福島原発の担当になるそうです。こんな現場軽視の男に何かできるのでしょうか? 工程表ステップ1は予定どおりと息巻いていますが、ステップ1の定義ってあるのでしょうか? 灰色の単語が羅列した、お得意の「一定の目処」でしょう。
海江田大臣は安全宣言した後で見事に梯子を外されて、「安全」が根拠のない「リップサービス」であったことを露呈しました。辞意を表明したそうです。
九電は反対派つぶしに住民説明会での組織的やらせを行っていたとか、指示していないとか、責任は取るとか、支離滅裂になってきました。しかし、電力会社の社長ってのはみんな同じような態度ですね。大臣やら社長やらは、やめれば済むと思っているのですね。
保安院の広報担当はお茶の間で顔が売れてきたと思ったらいなくなっちゃいました。
事故当初、なんだか出鱈目な印象があった原子力安全委員会の斑目委員長は珍しく学者っぽい「間違っていた」発言で多くの原発訴訟問題に見直し波紋がおきそうな気配です。
内閣中心で一人がメルトダウンし、周囲はわれ関せずで、汚染水垂れ流しの様相に酷似してきました。
こんな奴らが税金と時間を浪費していると思うと腹立たしい限りですが、今更ながら自分たちの手で防御しなければと思います。

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