2012年4月30日月曜日

小葉中心性陰影の総まとめ

4/21 つきじ放射線研究会。聖路加病院。肺結核をテーマとして、病理と画像とを集中的にレクチャー。非常に面白かった。
画像と病理を丁寧に突き合わせるという作業から、病態・解剖・画像の分解能などさまざまの知見が整理され、また、新しい知見が浮かび上がってくると思い知らされました。
宿泊は聖路加タワー 東京新阪急ホテル築地。眼下に隅田川を眺められる部屋でした。

2012年4月21日土曜日

文科省 原発事故後のセシウム濃度を2割低く報告していた

文部科学省は16日、昨年3月から8月にかけて公表した東京電力福島第1原発周辺の海水や海底の土に含まれる放射性セシウム濃度の一部データについて、実際よりも数%から最大で20%程度低く算出していたとして、修正した数値を公表した。
  文科省によると、修正したのはセシウム134の濃度。セシウム134は同時に複数の放射線を出すため、その影響を考慮して算出する必要があるが、分析に時 間がかかるため当時は考慮していなかった。文科省は「事故後の緊急時でより多くの試料を分析することを優先した」としている。
 修正したのは福島県の約30キロ沖合の海水や、宮城県から千葉県にかけての沖合の海底の土に含まれるセシウム134の濃度で、最大で海底の土の濃度で20%近く、海水の濃度で数%、数値が上がることになった。 福島民報 (2012年4月16日)

2012年4月20日金曜日

福島県、SPEEDIデータ削除

東京電力福島第1原発からの放射性物質の拡散を予測する緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の試算結果が、地元自治体 に伝わらなかった問題で、福島県は20日「指揮命令系統が混乱し、組織内で適切な情報共有ができなかった。電子メールの受信容量を確保するためデータを削 除した」との検証結果を明らかにした。
 県によると、試算は昨年3月12日午後11時54分から16日午前9時45分までにメール86通を原子力安全技術センター(東京)から受信。USBメモリーなどで保管していたのは21通で、残り65通はデータを消去していた。
 原因は(1)県災害対策本部で電子メールの取り扱いが明確に定められていなかった(2)情報共有が徹底されていなかった(3)電子メールの受信容量を確保するため情報を削除した―としている。
 SPEEDIをめぐっては、福島県浪江町が「試算結果が伝わらなかったことで無用の被ばくを受けた」として、国や県に対する刑事告発を検討している。  福島民報 (2012年4月20日)