2013年4月2日火曜日

街場のメディア論

光文社新書 内田 樹 著。
街場って、どういう意味? と気になって読んでみました。「街場」シリーズ執筆中の一冊だそうです。

召命:余人をもっては代えがたいものとして 召喚されたという事実が人間を覚醒に導く。
ジャーナリストの知的な劣化が顕在化している。
体を張った姿勢がない。無知を遁辞に使う。
ジャーナリストが無知や無能で武装して、被害者面から攻撃する。
身銭を切る姿勢がない。責任を取る覚悟がない。
とりあえず弱者の側に立つ。
ありがとうからはじまるコミュニケーション。
自分に対して意味があると考えることが人間性。

などなど・・・。そういえば、柳田邦男氏がかつて、さまざまな不幸な出来事に出合った時、自分にとっての物語を作る行為により、その出来事を整理していくと話をされていました。
何物をも自分のものとして受け止めることがコミュニケーションのスタートなのでしょう。

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