2017年10月9日月曜日

第45回 日本磁気共鳴医学学会大会参加報告

2017914日(木)より916日(土)の3日間、栃木県総合文化センターおよび宇都宮東武ホテルグランデにて開催されました、「JSMRM201745回日本磁気共鳴医学会大会」に参加させていただきました。
今大会で学んだことが、新病院の3TMRI装置導入時に役立つものとなるよう、私は、「改めて基礎的な知識を定着させる」、「今後当院のMRI装置でも期待されるような、最新技術の臨床応用に対する情報収集を行う」、この2つを大きな目的とし参加いたしました。
14日(木)は、ランチョンセミナーやシンポジウムで、最新の高速撮像技術である「圧縮センシング」について、原理から臨床応用までを学ぶことが出来ました。放射線分野の情報雑誌などで、その存在を知識として得ていても、原理や実態を理解していなかった技術でありましたが、この技術に精通されておられる先生方のお話を直接聴講することができ、理解を深めることが出来ました。
15日(金)は、「埋め込み型医療デバイスの安全なMRI検査について考える」をテーマとしたシンポジウムを聴講しました。、MRIがデバイスに及ぼす物理作用、MRI装置に備えられた安全管理システム、医療デバイス提供メーカー側からの安全への取り組み、など様々な観点から、条件付きMRI対応医療デバイスを埋め込んだ患者へのMRI検査の実施に当たって、技師として知っておくべき知識を学ぶことが出来ました。
16日(土)は、「匠の技」と題され、午前と午後に2回に分けて開催されていたシンポジウムを聴講しました。めまい、腰痛、胎児奇形、肝胆膵、泌尿生殖器、下肢血管などピンポイントなテーマでありながらも、それぞれに技師目線で抑えておくべきポイントや当院でも応用が可能そうな工夫を数多く学ぶことができました。
前述した目的の上で参加したため、一般口演よりもシンポジウムや教育講演ばかり聴講することになってしまいましたが、3日間を通して大変有意義な学会参加となりました。今後は今回学んだことを少しでも日常勤務に還元できるよう努めていきたいと思います。
(画像診断センター 斎藤 拓真)

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